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プライズ(称号)を集めることから、姿勢を発信する時代へ

中小企業のブランディングについておもうこと。

みなさんこんにちは、Ampを主宰する藤田勝彦です。 すばらしい電気工事業界の魅力を世の中につたえるのが仕事です。

兵庫県で電気工事会社を経営しています。

最近街に外国の方が観光で来られているのを見て、戻って来たなぁと実感することが増えました。円安問題はあるけど、少しづつでも街経済が動いてくれることは嬉しいことだと思います。

今回は自分の会社を含め、これからの中小企業ブランディングはどうあるべきかについて、最近強烈に感じていることを伝えたいと思います。

今まで中小企業は世の中の評価を高めるために沢山のプライズ(称号)を集めてきました。 プライズを得て、名刺とか色々なところに貼り付けておけば立派な会社と見てもらえると思って。

ここへ来て、更新審査のために多くのお金と労力をさいてきたISOやエコアクション21、その他様々なプライズがありました、これがあったことで会社の変革や新しい接続をつくることができたのか、疑問を持つ人も多いと思います。 確かに自分の会社としてもエコアクション21に取り組んで良かったと今も思いますが、多分ある時点から称号としての価値は???です。

どんな姿勢で、どんな行動しているかを発信することが価値

ひとつの理由としては、プライズ発行側の「ブランドを高める努力」がなされていないからだと思います。たとえばエコアクションがブランドだと言うのなら、もっと社会的知名度と世の中的価値を高めるべきで、取得社数が約7900社、全国の中小企業社数約350万社ベースとすると、かなり限られた会社たたけが、このプライズを保持している割には、もっと世の中から褒められても良さそうな気もしますが、褒められるどころか、なめられる。。? 電気屋さんとしては、今や経審の点数との引き換えでしかないです。 そもそも多くの人に広げたかったのか、希少価値なのか、どちらとも戦略はなかったと思います。プライズの価値を磨き続けて、長年価値を守り続けているものなんかありますかねー?オリンピックのメダルはそれですね。

集めたプライズが何もしてくれないことに気づき始めた人は、そこから離れていく人もいます。ISOについては、離脱する会社が年々増えていますね。プライズはいつかの時点から、となりの人が持っているから自分も取っておこうというものに変わるのかもしれませんね。

発信のハードルが低くなった今、常に姿勢や行動を発信しておくことの方が会社の価値を高めてくれる時代になったと思います。 SDGsの審査とか基準のようなものなしに、ビジョンだけで世界のみんなを引っ張って行こうという姿勢に、あっ、こういう時代なんだな、このビジョンに向けて、どういう姿勢で、どんな行動を示しているのかが世の中の価値になろうとしているんだなと思いました。

SDGsなんか意味あるの?はプライズ時代の考え

SDGsなんか意味あるの?と、それに取組んでなんか仕事増えるの?というコメントされる方非常に多いですが、感じるべきは、国連の発信の姿勢だと思います。

プライズを与えるので、こういう考え方で組織運営してください、環境に良いことしてくださいというメッセージが共感えられなくなっちゃいましたね。

会社も個人もそれは変わらないと思います。そいう意味で「発信」がホントに大切で、姿勢を示して、小さくても行動し、それを発信するまでワンパッケージですね。
何より、立派なことじゃなくて、みんなが今日からできる小さな行動のほうが共感が得られるのが面白いです。

Ampの役割がこれからますます大きくなる。

そういう意味で私たちAmp電気工事特化型メディアをみなさんに使っていただきたいと思います。

発信は何のためか?というと、お仕事だったり、人だったり、協業相手だったり、新しい接続のためにあるわけですから、なるべく接続点を増やしておくことも大切です。一つのことを色々なところで発信したりしてもらったり。

自社のホームページが「一次情報」で、新聞や雑誌が「二次情報」、Ampはその中間、「1.5次情報発信メディア」と位置づけています。 一次情報を最大限にしつつ、二次情報やまだ見ぬソースにつなげていくのが役割で、これからも電気工事業界の1.5次情報発信者として可能性を追求していきたいです。 電気工事に関わる方の発信をただ単にそのまま情報として「流す」のではなくて次の接続につながる形で発信することをAmpのポリシーとしてやってきましたので、そこは変えることなくこれからも進んでいきたいと思います。

皆様最後までお読み頂いてありがとうございました。これからのAmpにご期待ください!