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電気工事の人「挑戦あるのみ」兵庫県電気工事工業組合青年部会長 小林幸ニさん 

みなさんこんにちは、Ampを主宰する藤田勝彦です。

すばらしい電気工事業界の魅力を世の中につたえるのが仕事です。 兵庫県で電気工事会社を経営しています。

今回は業界最大の組合団体である全日電工連所属の兵庫県電気工事工業組合(私も所属)の県青年部会長に就任半年の小林会長との新春対談です。業界の環境を良くしようと活動されている小林さんの思う業界のこれからやリーダーについて、組合活動の良さなど色々お話させて頂きました。

フジタ  : 電気工事組合青年部長として約半年振替ってみていかがですか?

小林会長 : 思ってたよりできるなぁと(笑)あくまで自分で思ってたよりですよ!

私の場合「挑戦する」しかなかったので、失うものはないのでとにかくどんどんやれることをやろう!進めてきました。 幸いにもついてきてくれている役員の皆さんも「やろう!」と言って実行に移してくれるので本当に助かっています。

前会長はコロナ流行によって動きにくい二年間で、悔しく、苦しい時を過ごされたかと思いますが、それがあるこそ今があって、少しでも前にいける環境になっただけでもありがたく、会長の仕事が大変とおもったことは一度もありません。

私は本当に人に恵まれていると思います。

フジタ  : 今までのところ何か事業として行ったものはありますか?

電気工事あるある動画つくりました!

小林会長 : 先日youtubeをコラボで配信したばかりです。 「おやかたくん」という建設系ユーチューバーとのコラボで、「電気工事あるある」を今回を期に開設した、兵電工チャンネルで配信することになりました。

フジタ  : あれおもしろかったですね!

オヤカタくんとコラボしてみた! – YouTube

「電気工事あるある」兵電工チャンネル

まさに電気工事の現場や倉庫の中で繰り広げられる「あるある」、今も昔も変わりませんね! みなさんの地域では少し違った「あるある」があるかもしれません 電気工事屋さんはこんなこと言いながら楽しい職場を作っています。 電気工事の人は、「あるある~」言いながら、電気工事の人でない方は「楽しそう!」言いながらごらんください。 高評価、チャンネル登録お願いします。

小林会長 : とにかくコロナの前までは「集まる」ことを主体に事業を組み立ててきたので、2年近く本当に何もしようがなかったのですが、とにかく「今しかできないこと」「今がきっかけになること」をしようと考えついたのが、オヤカタくんとのコラボでした。

建設系のYoutuberとしては、圧倒的な登録者数を持ってる人なので、是非何かできればということでオファーさせて頂き、3ヶ月くらいの間にとんとん拍子で撮影、公開に至りました。 撮影当日は三宮支部の若手メンバーが集合、熱演してくれて素晴らしい動画になりました。

フジタ  : しっかり行動に移されて、形にされたのが本当に素晴らしいことだと思います。 兵庫県はなんか面白いことするというイメージがさらに濃くなりそうですね。

もっと表舞台に立っているはずなんですけど

フジタ  : これからの業界どうなって欲しい、どうしていきたいとかありますか?

小林会長 : 「電気工事」の仕事は、生活者にとってなければ生活が成り立たない仕事で、本来もっと「表舞台」に立つべき仕事だと思いますが、なんで今のようなことになったのか。。

私、撮影の後、おやかたくんと食事行ったんですよ。

フジタ  : すごーい! スターユーチューバーとお食事ですか!

小林会長 : その日私は、バリバリ作業服で撮影場所に行ってまして、食事の場所行けるお店が限られてきますけどスンマセンと、おやかたくんには話していましたら、小林会長、私はそういう状況をなんとかしたいんですと。

なんで作業服で遠慮せなあかんのですかと。

フジタ  : 確かにお店には演出、ドレスコードもあってどんな服でも良いというわけではありませんが、おやかたくんの言いたかったことは、作業服を着る人が何か肩身の狭い思いをしなくちゃいけない世の中をどうにかしたいということなんでしょうね。

小林会長 : アプローチは違いますが、電気工事組合は業界で働くみなさんの環境を少しでも良くしようと活動していますので、心から共感しました。 おやかたくんにもそういう思いがあったのかと。

フジタ  : 電気工事が日本で本格的に始まった1960年代~くらいは、まさに自分たちが日本の成長、国民の生活向上を支えていると明確に思いながら仕事していたと思います。 今でいうと、IT業界の人たちは、自分たちが世の中を便利にしたり、新しい価値、幸せをつくっていると明確に意識していると思います。 そういった電気工事業界の先人たちのような思いを再び持てるような、マーケットへの仕掛けと、「キッカケ」みたいなものが必要だなと思います。 言い換えれば、テクノロジーではなくて、世の中へのプレゼンの仕方と自分たちの思い方次第だと私は強く思います。

兵庫県電気工事工業組合(兵電工)の青年部について (hyogo-znd.or.jp)

小林会長率いる兵電工青年部のHPです。 県内12支部147社のメンバーで頑張っておられます。

入会相談・入会希望・お試し入会制度に関するお問い合わせは事務局 青年部担当 甲田(こうだ)さんまでメール・お電話でご連絡ください。

電気工事組合(業界団体)に入って良かったこと=「位置」の確認

小林会長 : 藤田さんは、青年部に入って何が良かったですか?

フジタ  : もう20年以上前になりますが、入ったばかりの時はとくになんとも思っていませんでしたが、それから何年かして府県単位のイベントや全国大会の準備に参加する機会があって、様々な地域のみなさんと交流することで、「自分の位置」を確認することができました。 単純に会社の規模とかではなくて、自分の仕事(電気工事業)に対する思いや、職業としての環境をいかに良くするかという思いをどこまで持っているかという「位置」を確認できました。

小林会長 : そうですよねー それよくわかります。 私もほんとにそれは思いました。 私が入会した10年前の時点では、まだまだ思いが足りないな~と。

フジタ  : 私も同じく、全然思いが足りてないな~と。 個人の自分の収入ことだけしか考えてなかったなあ。 おそらく、「会社」と「業界」というのが同じくくりで、個人と会社というのは別。 会社のことを考える人は同時に業界のことを考える人なんだなあとその時思いました。

電気工事組合は多様な考えから学べる「成長コミュニティ」

小林会長 : 自分が「もっと頑張らなきゃなあ」と思える場所としては、大変良い場所だと思います。 異業種の交流も大切ですが、同業者との集まりもすごく意味があるなと思います。

フジタ  : そういう意味で兵庫県電気工事工業組合(全日電工連)は、会社の規模や考え方、仕事のスタイルなども異なる様々な方で構成されているので、「位置確認」「多様な考えに触れる」という意味で参加を積極的にすれば、自身にとって「成長」コミュニティーだなあと思います。

小林会長       :     こないだ県の忘年会の3次会?、歴代の青年部会長4人とバーに飲みに行ったのがすごく嬉しかったんです。 自分が会員の皆さんの先頭にたって進めていけるんだろうか不安を持ちながらスタートしたので、ここにそれを乗り越えてきた先輩がいて、自分もそれに立ち向っている立場で、心強い役員とはまた違う「仲間感」がなんか嬉しく思ったんです。

フジタ           :      そういうつながりもまた成長につながっていくし、積極的に活動すれば、同じメンバーでも、別の切り口でつながると、得られるものが違ってくるのが面白いです。

自分はどういうリーダーなのか? 会社以外のリーダー経験で見つめ直す機会は本当に大切

小林会長    :    自分がどういうリーダーなのか。。現関西ブロックの笹野会長は、私に話してくれたご自身の思いで、すでに引き込まれています。 ついていこうと思わせる言葉や思いがスゴイなあと思っています。 そこは自分自身が持ち合わせていない部分なので尊敬しています。

フジタ  : 小林会長は勉強とチャレンジをされる方なので、私は傍から見ててすごいなあと思っていますよ。 同業もさることながら異業種の方とも交流して学んで、行動に移す、何かを変えて次に進もうとする姿勢は大変共感します。 今までの武器だけで戦わない姿勢は周りのみなさんも共感されていると思いますよ。

小林会長 :   家帰ったらいつも見るYoutubeがあって、「釣りよかでしょう」というチャンネルで、なにせ佐賀の人が釣りをしているだけの内容なんですが、それに関わる人が「佐賀よかでしょう」というチャンネルで土砂災害に見舞われた場所を復興するという内容で発信しているんです。 これの何がおもしろいかというと、この復興の思いに全国からチャンネルのファンや色んな人がどんどん集まってそれを手伝っているんです。 言ってみれば、佐賀の釣り好きのただのオジサンに人が集まってくるという、これもリーダーの一つの形だなあといつも思って見ています。どこがポイントなのかなあと研究中です。

【山復興】あの土砂崩れから遂に全員集合で現状復帰に向けて・・・! – YouTube

小林会長が最近よく見ている「佐賀よかでしょう。」

フジタ  : そうやって家に帰って好きなYoutubeチャンネルを見るときでさえ、自身のリーダー像と照らしてみたりするのも、会社の代表者以外の「リーダー」を受けて実際にやっているところからきているんだと思います。 そういう機会すごく大切ですね。

小林会長は私も含めみんなが思う「支えたい」と思う気持ちを形に変えてくれる人なので、それがまた「支えたい」を集める人だと思います。 まさに佐賀の釣り好きYoutuberのリーダーと同じじゃないでしょうか(笑)

小林会長 : 確かに、私も質問しますし、先輩方からも色々アドバイス頂くことが多いと思います。 頂いたアドバイスなども、ちゃんと自分で考えて納得した上で進めていますので、小さなことでも何等かの形になっているのだと思います。

藤田さんが青年部会長だった時振り返って、一番これをやっておけばよかったなあというのは何ですか?

 

フジタ  : もっと皆さんを巻き込んで何かを成し遂げることをするべきだったなと後悔しています。 私としては、兵庫県ブランドを全国にとどろかせることが仕事と思い込んでいましたので、とにかく業界から褒められるたことをすることに集中していました。

本当は、みなさんの「学びの場」であるはずで、しかも、青年部員みなさんの学びであるはずなのに、だれも失敗しないように進めていたのは大変間違っていたと今でも後悔しています。(それが失敗か・・) 青年部員の大切な失敗の機会を奪ったことは大いなる罪だなと思っています。 大変反省しています。 できるだけ多くのみなさんと失敗できるような挑戦をすべきだったと思います。

小林会長 : 電気工事組合含めて、会社以外でリーダーを受ける機会がないと、なかなか自分のリーダー像について客観視することはなかったと思います。

フジタ  : 本当にそう思います。 会社にいると業績という結果が全てで、ついついそこに至る過程や自分がどういうリーダーであるべきかなど考えることに気づかないこともありますが、組合などでリーダーの機会を頂くことで、大変反省と勉強の機会になり、実際会社でのコミュニケーションもかなり修正した経緯があります。組合さまさまです。

同期コミュニティーを実現したい

フジタ : これからどんなことに挑戦されるんですか?

小林会長: 昨年はまずお試しでスタートしたんですが、県内で「同期コミュニティ」を作りたいと考えております。 中小企業の場合どうしても同期入社という存在をつくりにくいし、出来たとしても少数になるので、気軽に相談できるとか、愚痴を聞いてもらったりとか、先輩に聞きにくいことを聞けるといった、会社にある普通のコミュニティを他社の同期社員で作りたいなと思っています。

フジタ : 私の会社も高校卒業の10代が初めて入社してきましたが、やはり同じくらいの年代の人いてくれたらなという場面が多くあります。 とは言え実際それは難しいので、社外の同じ立場の人同士のコミュニティがあってくれて、頻度は高くなくていいから定期的になにか集まりなど開催してもらえたら、みなさんすごくありがたいんじゃないかなと思います。

小林会長 : 先日そういった4人の違う会社の同期の人たちを連れて食事してきましたが、全員がこういう会があったらうれしい!と口をそろえて言っていました。 色々正式なコミュニティー化するのにはハードルはあるかと思いますが挑戦してみたいと思います。

フジタ  : 小林会長お忙しいところお時間頂いてありがとうございました!これから益々のご活躍を期待しています!!!

みなさま最後までお読みいただきありがとうございました。

http://www.kobayashi-dk.jp/gaiyo.htmll

小林会長の会社HPです。

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