本文までスキップする

AR(拡張現実)X 電気工事 色々みなさんのアイディア欲しいですの話

みなさんこんにちは、Ampを主宰する藤田勝彦です。

すばらしい電気工事業界の魅力を世の中につたえるのが仕事です。

兵庫県で電気工事会社を経営しています。

今回はARアプリケーションの開発ではたらく人の直感理解コミュニケーション文化を広げていくことをミッションとされ、国内外においても先行して実際利用可能なアプリケーションをリリースされておられるエピソテック株式会社 代表取締役CEO内藤優太さんにお越し頂いて、電気工事業においてARアプリケーションによる課題解決、新しいサービスの提供などこれからどんな形でARと融合できるのかなど色々お話させて頂きました。

そもそもARってなんですか

フジタ: 内藤社長本日はお忙しいところAmpまでお越し頂いて大変ありがとうございます。オンラインでは何度かお話させていただきましたが、お会いできてうれしいです。 最初にあえて、わかったような気になっていてはいけないので質問させてください。

「AR」ってなんですか?

ナイトウ:ARは今、現実に見えているものに、仮想の何かを重ねてみてどうなるのかを見られる技術で、その「重ねてみること」が「拡張」とされ、AR(Augmented Reality)= 拡張現実と表現されています。

フジタ: ポケモンGoも言えばそれにあたりますね。実際の景色にポケモンくんが現れるわけですから。

ナイトウ: その通りです。

フジタ: 御社のARアプリケーションの現状はどんな感じなんでしょうか

ナイトウ: 現在すでにアイフォンやアンドロイドのアプリマーケットでダウンロードして購入が可能です。

フジタ : これから様々な方にお使い頂くという意味では、様々な業種に応じて、問題解決や新しいサービスなどのアウトプットをある程度用意してあげながら進めていく必要があるんでしょうね。

ナイトウ: 特に今、製造業さまから工場内の様々なコミュニケーションをAR化するお話を頂いております。

フジタ: まさにドンピシャの技術ですものね。 これから構内5Gなどが整備されていけばさらにお話は進んでいきそうですね。

ナイトウ: 5Gといえば、先日当社の事業が東京都の5G推進事業として採択されました。 5G技術を活用したイノベーションの創出や新たなビジネスの確立を目的として東京都が実施しているものです。

フジタ: お墨付きですね。すばらしいですねー

本日お越しいただいた内藤社長の会社WEBサイトです。

エピソテック株式会社 – AR/MRで対面業務のDXを促進 (episotech.com)

とりあえずAR体験してください

ナイトウ: 今日は藤田さんに体験してもらおうと思ってARグラスとか色々持ってきたんで、装着してみてください。

フジタ: わお!

ナイトウ: 今見えている映像(現実)に通話している人同士、お互いに絵をかいたり、図形や立方体を重ねたり(拡張)できます。 例えば不動産業界に置き換えたら、販売中の現在の部屋映像に、仮想の家具を置いてみたりして、お客様の購入意欲を高めたり、写真などでは難しい、実際のサイズ感を把握したりすることが可能となります。

(写真は実際見た映像ではありません)

フジタ:すごーい なんか色々できそうで夢ひろがりますね。仮想立体物の影なんかも反映されて、芸が細かいですね。

ナイトウ: 現場と本社といった離れたところでの2者が現場の状況を同じように把握した上で、お互いで見えている映像に描きこんだりすることができます。

フジタ: それができることでテレビ電話以上のコミュニケーションが実現できますね。もしかするとリアルで傍にいて会話するより理解がしやすいかもしれませんね。 直接触れられない対象物にも線を引いたりできるわけですし。 (ARグラス装着のまま会話中)

ナイトウ: 当社のアプリケーションは世界のARアプリとよばれるものの中で最も汎用性が高く、気軽感はかなり高いと自負しています。

フジタ : このARグラス金額おいくらくらいですか?

ナイトウ: 6万円くらいです。 色々なメーカーが発売しだしています。

電気工事業界におけるARアプリでの課題解決

フジタ: なんか思ったほど高くないです。 広がっていきそうな雰囲気で出来てますね。 電気工事業界での課題解決としては何だろうなあ。  一番ベタなやつでいくと、現場に経験浅い新人+本社にベテランといった設定があります。

ナイトウ: 製造業さんでも考えている設定です。

フジタ: 電気工事業界の場合は、①現場を調査して見積書に変える段階、②現場で作業をしている段階があって、意外と①の現場調査段階で利用されるケースが多いのではないかと思います。 この業界でまだ経験が浅い方は「値決め」が一番難しいのではないかと思います。 現場でお客様の要望をもれなく把握して、自社のコストを踏まえた上で、見積、一般的相場感も考慮しながら「値決め」をしていくことが一番大変な仕事だと思います。それをARアプリでベテランの方が、現場をいっしょに見ながらアドバイスしていくような場面は、すごく助かるだろうなあと容易に想像できます。

ナイトウ: ①調査段階と②工事段階ですか! それは、業界の人でないと分からないことですね。

フジタ: 提出した見積が適正な利益が取れている、見忘れがない、想定されるリスクについてお客様と理解しあえているという状況になれば安心して現場作業に集中できるのではないかと思います。 もちろん、お客様に対しても自信をもったお見積りを提示できますし、決定までのプロセスにもムダがないです。

ナイトウ: 電気工事とARなかなか相性よさそうですね。

フジタ:  自社のことを振り返ると、会社が次のステージに上がる時は、今までと同じことの「量」を増やすのではなくて、新しい分野に挑戦してそれを形にしていくこと、すなわち「質」を高めていくことができた時にステージを上げることができたと思っています。例えば、スタートアップの電気工事会社に対して「新しい分野への挑戦」を貴社のアプリケーションでサポートすることができればすごくいいと思います。

ARアプリによって電気工事業界に若者を呼び込みたい

ナイトウ:私どものARアプリを使って、社内のことだけでなくて、お客様に対する新しいサービスをつくることもできると思います。そういったことを若い人に任せたりできると面白いですね。

フジタ: 単純には設備の不具合など、「すぐ来て」の一次対応をARで現場に出向かず解決して、二次対応の時には、解決の為の必要な材料などを持参して対応するといったムダのないメンテナンスサービスなんかは、すぐに立ち上げられそうですね。 実際設備不具合の一次対応は電話で済むことが7割くらいではないかと思います。 ただ現場の状況を正確に把握できないだけで、お客様は無駄に待つ、電気工事会社は無駄に行く、というパターンをやっていますのでそういう問題は解決できそうです。

ナイトウ: 確かに電気工事側かお客様か、どちらに不具合が起因してるかわからないけど、来てもらわないと前に進まない。。みたいな時よくありますものね。

フジタ: でも工事したものとしては、行かないとしょうがない。。という。なんともモヤっとしたこと、みんな何度も経験していると思います。 さらに動いたお金はもらえないといったケースは多々あります。 「ARメンテナンスサービス」という形にして、最初から年間で費用頂いて対応するとかすぐ出来そうです。

若者には是非とも電気工事業界の課題解決や新しいビジネスの仕方を生み出すという役割で電気工事業に関わって欲しいと思います。

ナイトウ: そういう活躍の場所を用意できるところに若者が集まるのかもしれませんね。

フジタ : 企業も人も若い人に教えてもらう姿勢が大切だと思います。 さらには、電気工事業の一人前への要時間を短くすることが若い人が集まる業界になるかと思います。 ARはまさにそのツールだと思います。

電気工事の人たちとお話させて欲しいです

ナイトウ: 「AR x電気工事」というトークテーマでみなさんとお話できたらありがたいなあと思います。

フジタ: それいいですね。 Ampでコーディネートしましょうか。 ①ARの今を知る ②こんなことできたらいいなを言う の2部構成でイベントはどうでしょうか。 もしかしたら業界団体さまで支部や府県といった単位でご希望のところがあるかもしれません。

ナイトウ: それはおもしろいですね。 みなさんの現状の課題などお聞かせいただければ、もっとアプリを進化させていけそうに思いますし、電気工事業界のためだけのカスタマイズにもチャレンジしたいと思います。

フジタ: 本日はお忙しいところ東京から神戸までお越し頂いて大変ありがとうございました。

Ampとしましては、内藤社長と「AR x 電気工事」これからもっと研究していこうと考えております。 もしご興味ある方がいらっしゃったらAmpまでメッセージ頂ければと思います。

ー最後までお読み頂きありがとうございました。