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プロ中のプロを支える日産キャラバン

みなさんこんにちは、Ampを主宰する藤田勝彦です。 すばらしい電気工事業界の魅力を世の中につたえるのが仕事です。 兵庫県で電気工事会社を経営しています。

 

先日、日産自動車さまから、電気工事業界の人に寄りそうAmpの思いや活動に共感頂いて、プロ中のプロに寄りそう「キャラバン」の昨年秋に行った「ビッグマイナーチェンジ」について、作り手の思いなど皆さんに知って頂きたいとお話を頂き、今回の発信となりました。

今回お話をして下さるのは、日産自動車株式会社 マーケティング部 藤井龍太さんです。

プロ中のプロ仕様

フジタ  :今回マイナーチェンジをされたと思うのですが、どのあたりがポイントなのでしょうか?

藤井さん : 日産「キャラバン」は道具にこだわる人はクルマにもとことんこだわって欲しいという思いから、これまで「プロ仕様」をテーマとし、主に工事現場等で活躍される一流の職人さん向けに、商品のブランドイメージを醸成してきました。 今回のビッグマイナーチェンジでは、「プロフェッショナルのためのクルマ」というテーマはそのままに、キャンプやサーフィン等、趣味のプライベートユースとしてもご使用頂きたいという思いから、内外装のデザインを乗用車ライクに刷新しました。

フジタ  : 実際都市部に居住している職人さんにとっては、車を何台も置く場所もないし、ましてや独立したばかりの皆さんにとっては、資金的な余裕もないでしょうし、まずは1台でという方がほとんどだと思います。 また、外遊びの世界もブームから段々と「本格志向」「インダストリアル」といった要素もスタイルとして馴染んてきていますので、まさにキャラバンの「建設+プロフェッショナル+アウトドア」がキャラバンに表現されていますね。

特設サイト:http://www.nissan.co.jp/SP/CARAVAN/CARAVANISTBASE/RULE/

藤井さん : 「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」「インテリジェント アラウンドビューモニター」に加えて、「LDW 車線逸脱警報」「踏み間違い衝突防止アシスト」「インテリジェント ルームミラー」等を新たに採用し、先進安全装備を大幅に充実させました。 お仕事でのご使用は勿論のこと、大容量な荷物を積み込んで本気で遊びを極めたいという方々に向けても最適なクルマだと考えております。

フジタ  : キャラバンといえば商用車というイメージでしたが、平日は仕事、休日は遊びどちらも全力で極めれる仕様になってるんですね。 仕事中はリモートワーク仕様にもなり、倉庫、休憩所にもなるので、動くオフィスとしても使えますね! ところで、キャラバンのマイナーチェンジプロジェクトはどんなメンバーで作られているんですか?

藤井さん : 今回キャラバンのマイナーチェンジには、開発部門や商品企画、マーケティング等、様々な部署や人々がこのプロジェクトに携わっております。

私はマーケティング担当なので、その領域でお話し致します。上司は、現行スカイラインやGT-R等の国内マーケティング、中国でのマーケティングを担当していた経験があります。もう一人の上司は、乗用車・商用車含めて商品企画に長く在籍していました。私は、マーケティング担当としてのキャリアは2年程ですが、キャラバンを始めとした商用車に関する業務を担当するようになってからは、職人さんなど、現場の方々と会いお話を伺う機会も増えました。

フジタ  : 様々な経歴の方々で編成されているんですね。 是非、電気工事業界としても藤井さんやチームのみなさんとお話の機会ができればありがたいです。 きっとみんな嬉しいと思います。

藤井さん : アウトドアレジャーを趣味とするお客様とも直接お会いして、工夫したクルマの使い方を伺う事で「この部分をアピールすれば良いんだな」という新たな気付きを日々与えてもらっています。 そういったお客さまの声を商品企画などにフィードバックしたり、ブランド・メディアチームにアピールしたい点を適切に伝えることで、今回のビックマイナーチェンジを経ていかに商品が魅力的になったのかを、より多くの方々へお届けすることが私の使命だと考えております。

この話は、企画が始まってから商品が世に出るまでのちょっとした1コマに過ぎないかもしれませんが、プロジェクトメンバー全員が「良いクルマを作りたい」という共通の目的を持ち、部署の垣根を越え一体となってこれまで連携してきました。その結果、1つ1つの小さな改善を積み重ねることが出来、今回のビッグマイナーチェンジでは素晴らしい商品が出来上がったと自負しております。

フジタ  : 現場の声を足を運んで集めて、キャラバンが進化しているんですね。 Ampとしても仕事・遊び、どちらも極めるライフスタイルを「キャラバン」で実現することを電気工事業界に広めていきたいです。

電気工事のシビレる瞬間

藤井さん : 電気工事で最も緊張する仕事ってなんですか?

フジタ  : よく電気工事は「どんな仕事ですか?」の答えとして、「いつもの月曜日をつくる仕事です」と答えています。 お客様の工場やビルの受電設備の更新はまさにそれで、そこで働いておられるみなさんが休んでいるか、寝ている数時間のうちに電光石火で作業を行って、チリひとつ残さず立ち去り、出勤されるみなさんのいつも通りの月曜日をつくります。

停電作業がある受電設備の入れ替えは、事前の入念な調査に基づいて、1分ごとの行動計画をつくって対応します。 無駄のない動き、予想外の出来事に対する臨機応変、チームワークスピリット、どれが欠けても成功しない仕事ですし、一度手をつけたら、お客様とお約束した時間内に必ず復電しなければなりません。  絶対に失敗は許されない仕事、絶対に間に合わせなければならない仕事です。 私たち現場をマネジメントする側も、現場の職人さんとってもまさに「シビレる」場面です。 復電の瞬間は緊張でしかありません。

復電が完了した瞬間は、全員で握手&歓喜です。。緊張と緩和の差が激しいです。

藤井さん : 私が働いてるビルにも、そんな見えないストーリーがあるんですね!

フジタ  : 工具、道具は私たちの「やり直しがきかない仕事」の成功を支えてくださっているのです。 そりゃあそういう場面で勝負している「プロ中のプロ」こそ車もこだわってしまいますよね。 キャラバンはそれにふさわしいクルマだと思います。

プロフェッショナルの掟 コンセプトムービー:https://youtu.be/LnjLi0oVjdA

作業車は、お客様へのプレゼンテーション

藤井さん : 業界のみなさんにとって、作業の車はどういう存在ですか?

フジタ   : 私の目線で言うと、職人さんの仕事はもちろん、作業服、しゃべり方、お客様に見えるもの全ては次の仕事をつくるプレゼンテーションでしかありません。

お客様の施設内に乗り入れる作業車も、縮小版の会社と倉庫が同時にやってきたようなもので、第一印象から作業中、帰る時まで、様々な情報をお客様に与えるアイテムだと思います。

当社の場合さまざまな協力会社の方とお仕事させて頂いておりまして、みなさんが乗られている作業車から、様々なことを読み取っています。

普段より荷室が乱れているのを見れば、現場追い込まれているな、とか利益ちゃんと出てないなとか、色々見てしまいます。
外も中もキレイに機能的に日々使っておられるのを見ると、しっかり仕事できるんだな、段取り良く仕事されるんだなと思っています。

藤井さん : まさにキャラバンは、そういった場面にも貢献できるクルマだと考えております。

フジタ  : とにかく、キャラバンは「仕事人感」が出ていて、協力業者の方が乗っているのみるとなんか安心します。 ちなみに私の会社のトランスポーターもキャラバンです。

藤井さん : ありがとうございます。

これから作業車の使い方が変わる

藤井さん : 電気工事業界の皆さんにとって、作業車の役割はこれからどうなっていくのでしょうか。

フジタ  : キャラバンのような箱作業車は、単なる「トランスポーター」から「基地」みたいな存在に変わっていくと思います。 電気工事会社にとって一番の非効率は、18:00に会社に帰ってからパソコンの電源を押すことです。

5Gが通信のベースとなれば、車をオフィスにして、現場事務所なんかいらない、快適に事務仕事もできて、その場で処理しておくべきことを済ますことで、体を休める時間も確保できるなど、働き方改革にもっとも必要なアイテムとなるように思います。

藤井さん : キャラバンは職人さんが疲れた身体で現場から帰る時も、明日に疲れをできるだけ残さないように、快適な乗り心地を提供しています。

みんなで寄りそって、現場技術者を支える

藤井さん :  フジタさんの会社には職人さんはいらっしゃいますか?

フジタ  : 私の会社には職人さんはいませんが、多くの小規模の職人さんチームと取引させて頂いております。 私たちにとって、職人さんは貴重な存在で、彼らなしでは仕事になりません。

Ampでは日本全国の職人さんの働く環境を良くしていったり、電気工事士を憧れの職業に変え、未来の担い手をつくったりする活動をしています。

将来、電気工事業界としては、現場に携わる人が減少すると言われて問題視されていますが、様々な方と協力していき、Ampとしてはそれを食い止めるどころか、なりたい人が多くて困るくらいの業界にしたいと考えています。

御社のように職人さんに寄り添ったモノづくりをしていただけると、私たちにとっても凄く有難いです。

 

藤井さん : 当社では、職人さんから「キャラバン」というクルマが親近感のある存在であってほしいと常に考えております。過去には、職人向けの商品やサービスを提供する企業様(ダイドードリンコ㈱・㈱助太刀)とコラボをし、寒さ厳しい建設現場にホットコーヒーを差し入れする、ついては届け先を募集する、という企画*を実施したことがあります。

これからも働く方々の足として、また、本物かつこだわりの道具としてキャラバンをお乗り頂き職人さんと一緒になって現場を支えていければと思います。

コラボ PR動画:https://www.youtube.com/watch?v=hn0wXbmuKiw&feature=emb_logo

有難うございました

今回、日産自動車さまにお話を聞き感じたことは、仕事の快適・移動の快適を追求した「ビックマイナーチェンジ」が建設業に携わる職人さんの新しいライフスタイルを提案されているように感じました。

4月下旬に発売されるディーゼル車も楽しみです。

これからAmpとしても業界に「キャラバン」ファンを増やしていきたいし、これからこの業界を知らない人にとっても、日産自動車さまが電気工事業界をクルマづくりでサポートをしてくださっているというのは、興味を持ってくださるキッカケになるのではないかと思います。

工具や道具、その他のサービスをはじめ、私たち電気工事業界をサポートしてくださる皆様と、もっと業界を近くする活動を広げていきたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。