私がお手本にしている営業の人
みなさんこんにちは、
Ampを主宰するイーエンジニアジャパン代表理事 藤田勝彦です。
すばらしい電気工事業界の魅力を世の中につたえるのが仕事です。
兵庫県で電気屋さんを経営しています。
ある調達先の担当者の若者(30代)がその会社を辞めて起業するとのこと。
私はそういう言葉が普通に聞こえてくる世の中になったのかと心から嬉しく思う出来事でした。
そういう若者応援したいなぁと思います。
どんな人なのか
さて、私の会社を2年前から担当してくれているある銀行の営業担当者Mさんの話です。
Mさんは最近久しぶりに新しい名刺を見たら、いつのまにか支店長代理に肩書が変わっていましたが、何人か部下もいるようです。
とにかくMさんは融資の話は一切しません。
こちらも資金繰りという意味でお借りする理由もないので、私からも話はしませんが。
普段時々来られて、私がこれからどうしていきたいかをとにかく聞き出します。
その時間は私にとって、短期・中期でどのような方向で進みたいと思っているのか、自分の思いを整理する時間になっています。考えていることを話しつつ、今一つ反応悪いな??と感じたらもう少し練り直す必要あるなと思いなおしたりして。。。
「社内には存在しない、社長として必要な役割の人」と設定しています。
行動の特徴をまとめると
特徴としては、
- 情報をいち早く伝えてくる(①いつか知ることになる情報 ②知る由もない情報 の両方)
- 人と人をつなげる。
- 常に目線は当社の経営(キャッシュ・世の中に対する成績)がうまくいくこと。
この3点だけをブレることなく通されておられます。
銀行としてのお付き合いは一番短いのですが、メインバンクの「メイン」の意味が変わっているのではないかと思います。
融資額ではなくて、会社の価値を一番高める活動をしてくれる銀行が自社にとっての「メイン」バンクということになるのでしょうか。
なんか「メインバンク」という言葉自体も古く感じるようにも思います。
私にとって、秘書でもない、経営陣でもない、経理部長でもないMさんは、自分の担当しているお客様とコラボして何か新しいビジネスが誕生しないかいつもチャンスをうかがっています。
30分後に新事業プロジェクトが誕生しました
先日もある新しい事業の話をしていた時、社長、その話、私のお客様とコラボしてもらっていいですかと、その場からそのお客様の社長に電話して、今から一緒にいくので待っといて欲しい!と。
私はそれからすぐに外出準備、計画中の資料をカバンに入れてすぐ車で出発しました。
内容はここでは書けませんが、その場でその社長と意気投合し、面白いビジネスになりそうで具体進行中です。
(Ampサイトで6月ごろに発表予定!)
その時、驚いたのが、Mさんは訪問した先の新しい商品について、訪問先の社長が私にプレゼンする以上のレベルで、
完全に内容が頭に入っていました。
その会社の社長も感心していましたが、それだけ興味を持って理解することで、
人と人、ビジネスと人をつなぐ準備を常にしているんだなと。
お客様のことに関心があります!好きです!を表すのは、「好きです」と言うことではなくて
まずそれ(興味を持って相手の本業を理解する)でしょと思いました。
結局は何と交換するかなんですね
私の会社も「お客さまのことをもっと知る」をたくさんして、一番関心をもっている人として認定されるようにしないとなぁ。いつもお手本にしています。
私の会社に出入りしている人でこのレベルを出来ている人はMさん一人なので、世の中は、そうでない人の方であふれているようにも思いますし、ちょっと頑張れば「すごーい」と言ってもらえそうな気がします。
そうそう、私の会社の借入金は減っている中、Mさんの銀行の融資シェアは上がっています。というのも、人をつないでくれたり、新しい情報をいち早く届けてくれたり、色々タイムリーで面白い提案いただけるので、それとの交換ですね。
本当に売りたいものは、あくまでもお金に変えるツール(ペイペイ)で、お客様の経営を良くすることとお金とを交換している法人営業マンは、成績も良いです。 まさにお手本!
最後まで読んでくださってありがとうございます。