
「今」と「未来」を明るく照らす。これからの電気工事業界を発展させるためにできること。
みなさんこんにちは、Ampの大久保 です。
すばらしい電気工事業界の魅力を世の中につたえるのが仕事です。
カッコいい電気工事士発信企画をスタートさせてから、いろいろなカッコいい電気工事士の方たちの想いや考えをお伺いする機会ができてうれしいです。
取材をさせていただく中で、私なりに感じることがたくさんあったりします。
私は電気工事に直接関わる人間ではありませんが、今回は様々なカッコいい電気工事士の方たちとのお話の中で感じたことについて、書いていきたいと思います。
電気の無い世界はどんなものだろう
私はAmpに関わるようになってから“自分の生活に「電気」がなかったら”ということをよく考えます。
スマホも使えない、照明もつかない、家電も動かない。
今の生活は「電気があること」が基本で、電気が無いと「いろいろなことができなくなるな」ということを感じます。
でもこれまで「電気をつなぐ仕事」をしている人たちに目を向けることは滅多にありませんでした。
生活の中でいうと、エアコンの取り付けとかでお世話になることはあっても、家を建てる時などは直接その現場を目にするわけではないので、関係性みたいなものをこれまで感じてこなかったのだと思います。
そんなことを思うと、電気工事士は私たちの生活の土台部分を支える“縁の下の力持ち”だと思うわけです。
彼らの仕事ぶりが注目される機会は少なく、私たちが目にするのは”当たり前のように使われている電気設備”ばかり。
私たちは出来上がった電気設備を当たり前のように使うことだけをしてきましたが、電気工事業界に目を向けると担い手の減少や働く環境の課題なども見えてくるようになりました。
電気工事業界の人手不足をどう解決するか
これまでAmpの企画を通して、いろんな方にお話を聞き「業界の人手不足がとにかく深刻だ」という印象を受けました。
なんでも、現場の職人を取り合うような状況にもあるようで、30代の職人が若手と言われてるような状況になっているようですね。
しかしながら、電気工事の仕事そのものが今の若い人たちに認知されているかというと、そうでもないと思います。
もちろん”親が電気工事士”とかであれば、自然とその道を意識するかもしれませんが、大体においてはそうではないはずです。
私自身、子どもの頃に電気工事士というものを認知していなかったですし、まだまだその状況は続いているんじゃないかな?と思います。
そんなことを思うと、まずは業界のことを知ってもらうということが大事だなと改めて感じました。
たくさんの方がInstagramで発信されているように、現場や作業内容を動画や写真を通して“業界のことを知ってもらう”という動きなど、若い人たちが見ているであろう場所にどんどん業界のことが知れるものを出していくことは、きっと業界の魅力や業界そのものの認知拡大につながると思っています。
そういう考えもあり、Ampとしては「カッコいい電気工事士」や「業界のカッコいい」を発信することで、この部分に貢献出来たらいいなと思っています。
“今”を”未来”へつなぐ
電気工事という仕事は、人の生活をあたたかく、明るくしてくれるものだと思います。
街を見渡すと、数えられないくらいの電気設備があり、その裏では電気工事士の方々の活躍があったはずです。
でも、これから先で電気工事士がいなくなったら、電気をつなぐ人もいなくなってしまいます。
今ある”技術”も、そこにある”カッコいい想い”も、途絶えてしまうんですよね。
だからこそ、今業界が抱えている”技術”や”想い”を次の世代につなげていかないといけない。ということを感じます。
目の前の”あたりまえ”に目を向けることや、そのあたりまえを”誰かが支えてくれている”ということを知ってもらったり、その仕事や業界にはたくさんの「カッコいい」があるということを知ってもらう。
小さなことかもしれませんが「小さな積み重ねが今を未来につなげていく道」になるのではないかな、と思っています。
微力ではありますが、少しでも電気工事業界の未来に貢献できると嬉しいです。
改めまして、Ampの企画にご協力くださっている皆さま、Ampをご覧いただいている皆さまへ、感謝を申し上げます。
引き続き、これからもAmpをよろしくお願いいたします。